株の上げ下げについて
最近のコロナの影響による株価の下落は10年に一度くら起こる減少なわけだが、毎日株価を見ていると、
昨日が底だったのかも。
と思えてしまう。しかし、過去のチャートを見てみると
月足でこれであるが、いかに今が、異常な急降下がわかる。
そして、急降下のあとに同じ速度でV字回復することはないということもわかる。
回復には、短くても2年、長ければ10年の歳月を要するわけだ。
リーマンショックや日本のバブル崩壊のその後の長引きの影響は債権にあった。
回収不能な債権を抱えて誰かがババを引くわけだが、ババを引いた企業はそれを返済していく。その間に投資が鈍る。雇用も鈍る。
結果的に、経済的な成長が実現しなくなる。
コロナの場合は、どうだろうか?
まだコロナが原因で焦げ付いた債権はないだろうと考えられる。
ただ、今後自粛により現金が動かなければ当然デフォルトを起こす企業も増えてくる。
そしてまたババを誰かが引くことになる。
問題は、そのババがどれほど生み出されるのかということである。
https://www.fsa.go.jp/status/npl/20190830/06.pdf
これを見るとリスク管理債権 残高(全国銀行ベース)はリーマン・ショック後も減り続けていることがわかる。
コロナショック前は健全な企業が多くなっていったということだ。
コロナの影響による自粛が3ヶ月以上続いた時に経済指標などがどうなるか次第で株価は変化すると思う。
ただ、多少楽観している面もある。内部留保も増え続けているので、それなりにどの企業も持つだろうということだ。
また、キャッシュリッチな会社がキャッシュのない会社を株価が低い時に買収。などということも起こりそうではある。前向きな株の取引自体が増えれば株価は全体に上がっていくだろうと思う。
ただ、
週足でみてもこれである。株の購入は4月以降で十分であると判断できると思う。
今、買い足していく必要はないと思う。
買うなら少額を少しづつだと思う。